
【ニホンオオカミ】もその一種です。


切羽詰まった自然破壊の現状を前に、増えすぎたシカやサルの害で壊滅状態の日本の山へ、天敵のオオカミを移入しようという論へ賛同者が増えているようです。
有名な導入例としては、米国イエローストーン国立公園です。
1995年にエルクやバイソンが食べてしまったヤナギの木を復活させようということでオオカミをカナダから移入し、見事にヤナギの木は復活し、ヤナギを使うビーバーまで固体が安定するという自然を取り戻す成果を出しています。
日本の場合、問題となっているのはシカやイノシシ、サルの被害というところがポイントです。
果たして本当にオオカミを復活させるという単純な考え方だけで良いのでしょうか?
自然を壊し、エサとなるような生ゴミを散らかしている人間の行為を一番に見直さなければ、自然のオオカミの力だけに頼っても成果は得られないようにTraTraは思えます。
今なにかやらなければこの先もっと自然や動物たちはなくなっていってしまうかもしれません。
まずは、オオカミの生態を勉強することから見直してみるのはどうでしょうか?

■ オオカミがいた山―消えたニホンオオカミの謎に迫る―
ちなみにオオカミとは「狼」と書きケモノ偏に「良」です。西洋ではオオカミは悪者だが、日本では古くから信仰の対象で畏敬の念を持もたれていたんですよ。
表題の「送り狼」ですが、今ではちょっとイメージの悪い言葉として使用されていますが、もとは山中で迷った人をオオカミが無事に送り届けてくれるという伝承から生まれた言葉だったようです。
動物好きTraTraとしては、オオカミが日本の自然に戻ってきて、人間と動物どちらにも良い関係が保てたらとっても嬉しいです。
でも、無くしてしまったものを取り戻すのはなかなか難しい問題ですね…。
■ 『食物連鎖の復元を』 食害防止に『オオカミ放て』論(07/02/09 11:20)東京新聞

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