
和歌山県白浜町にある観光施設「アドベンチャーワールド(Adventure World)」で、アジアゾウの鼻に当たって飼育員ウィチャイ・マディさんが亡くなった事件に対して、再発防止策を講じて2017年3月17日(金)より営業を再開することになったとの事。
アジアゾウ飼育に関する安全対策とパーク営業再開について
平成29年3月12日(日)に発生しましたアジアゾウによる事故を受けまして、亡くなられた担当者とそのご遺族に哀悼の意を表すとともに、ご来園のお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
事故発生後、アジアゾウの飼育管理体制について再発防止策を講じましたので、下記の日程でパークの営業を再開させていただきます。
アドベンチャーワールドは、今後も安全を第一にお客様に安心してご利用いただけるパーク運営に尽力してまいります。
■パーク営業再開日時 平成29年3月17日(金)午前9時30分
■再発防止策
(1)アジアゾウ飼育管理体制の見直し
事故以前、飼育スタッフはゾウと同じスペースに入り、飼育管理を行ってきましたが、今後スタッフは原則ゾウと同じスペースに入らない飼育管理方法に切り替え、安全を確保いたします。
※アフリカゾウについても同様の対策を講じてまいります。
(2)ゾウのふれあいアトラクションについて
お客様がゾウの背中に乗りコースを回る「エレファントライド」、柵越しにバナナを与える「アジアゾウおやつタイム」「アフリカゾウフィーディング」は、安全が確保できるまで当面休止させていただきます。
■事故状況・経緯
1.発生日時 平成29年3月12日(日) 午前9時15分頃
2.発生箇所 アドベンチャーワールド内 アジアゾウ展示場
3.飼育担当者 男性1名(タイ国籍)
4.発生状況 午前9時15分頃、伏臥状態のアジアゾウ(40歳・メス)の身体を飼育担当者2名(男性:タイ国籍)で洗っていたところ、アジアゾウが立ち上がり鼻で1名の担当者を押し、柵の支柱に頭を打ち付ける事故が発生しました。救急搬送・救命措置を行いましたが、残念ながら病院で死亡が確認されました。
5.発生原因 アジアゾウの洗体作業は日常的に行われており、この日もゾウに変わった様子がなく、事故に至った直接的な原因は不明です。上記再発防止策を講じ、再びこのような事故を起こさぬよう努めてまいります。
■ エレファントライド|動物と出会う アドベンチャーワールド
■ 陸に暮らす動物 2|動物の紹介|動物と出会う アドベンチャーワールド
■ アジアゾウ飼育に関する安全対策と3月17日(金)パーク営業再開について(2017年03月12日)アドベンチャーワールド
■ 3月13日、14日の臨時休園について(2017年03月12日)アドベンチャーワールド
■ アジアゾウによる飼育担当者の死亡事故について(2017年03月12日)アドベンチャーワールド
■ 象の鼻に当たり飼育員死亡 アドベンチャーワールド(2017年03月12日)朝日新聞・朝日新聞デジタル
■ アドベンチャーワールド(2017年03月12日)Wikipedia
■ アドベンチャーワールド(http://www.aws-s.com/)
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