毎日新聞によれば、鹿児島県姶良市で400年続く伝統行事「くも合戦」が6月19日(日)にあり、子供を含む参加者141人は、各自のコガネグモが繰り広げる戦いに一喜一憂したとのこと。

加治木くも合戦(かじきくもがっせん)とは、鹿児島県姶良市加治木町において毎年6月の第3日曜日に開催されるコガネグモ同士を戦わせる伝統的な昆虫相撲の競技である。
競技内容:
高さ1.5メートルの竿の上端から水平に張り出した横棒がクモ合戦の舞台となり、
「ひもし」と呼ばれる竹製の横棒の先端に「かまえ」と呼ばれるクモを待機させる。次に横棒の竿側に「仕掛け」と呼ばれるクモを待機させる。両者が糸を棒に付けた後に仕掛けのクモを追い立てて開戦となり、裃と袴を着けた行司が戦いを取り仕切る。
以下の技を決めたクモが勝者となる。
・相手の尻に糸を掛ける。
・相手の尻に噛みつく。
・相手を棒から落とす。
・棒からぶら下がった相手の糸を切る。
※互いに戦意がなければ引き分けとなることもある。
クモの飼育:
合戦に参加するコガネグモは全て雌であり、大会の1か月前に主として薩摩半島南部や大隅半島南部で採集される。
参加者1人あたり100匹前後のクモを採集し、自宅の庭、小屋、あるいは屋内に巣を張らせて飼育する。
餌としてハエやカナブンなどが与えられ、大会10日前に10匹前後のクモが選出される。
脚が長く、産卵直後のクモが強いとされている。大会の3日前から餌を与えず、当日は網袋に入れて会場まで運ばれる。
このように「コガネグモ」や、「フンチ」、「ホンチ」と呼ばれる小さなクモを戦わせるのは、日本全国にあったようですが、現在はだいぶ廃れて来ているとの事。鹿児島県以外では、千葉県富津市、神奈川県横浜でも開催されてるようです。
ニュースのソース元:
■くも合戦棒の上のコガネグモ 141人が戦いに一喜一憂
※音声が出ます
ニュースのソース元:
■ くも合戦、棒の上のコガネグモ 141人が戦いに一喜一憂(2016年6月19日)毎日新聞
■ 加治木くも合戦 Wikipedia
■ 蜘蛛の闘いで老若男女が本気で盛り上がる – 富津市.com
■ クモ合戦「ホンチ遊び」、熱狂再び 横浜で3日に大会(2016年6月19日)朝日新聞・朝日新聞デジタル
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