
『突然、目の前で人が倒れたら、あなたはどうしますか?』
・・今日、TraTraが仕事を終え、家路に向かって歩いているとき、こんなことがありました。

・・とても突然の出来事でした。
何かに躓いた訳でもなく、歩道の手すりそばにただ立っていたおじいさんが、急に地球の重力に負けるように倒れました。
貧血で倒れる女性の倒れ方と全く違った角度からの急激な倒れ方をしていたので、尋常ではないと思い、すぐにおじいさんのところへTraは駆け寄りました。
Tra「だいじょうぶですか!どうしましたか?」
Traの声におじいさんが答えました。
おじいさん「いや、忘れ物をしちゃって取りに帰ったら・・・
忘れ物・・・」
Tra「・・・?」
おじいさんは自分が倒れてしまったことが何故なのか全く理解ができていないようで、しきりにTraに説明しようと出た言葉でした。
地面にぶつかる手前でTraTraが支えたのでおじいさんに怪我はありませんでしたが、おじいさんは体に全くに力が入らないようでした。
TraTraに寄りかかる体を一生懸命起こそうとしている気持ちが伝わってくるのですが、体はまったく言うことをきかないようです。
逞しい二の腕を持つTraTraでも、さすがに全身の体の力が入らないおじいさんを無理な体勢では支えきれず、かといってほっておくこともできず支えながらおじいさんに状況を確認していたら、後ろから「だいじょうぶですか?」と女性が声を掛けてくれて一緒に支えてくれました。

この女性の話では、Traよりも先に一度おじいさんとすれ違っており、その時おじいさんを見たときは、手に持っていた袋を何度も落としていて、とても気になっていたので折り返して戻ってきたんです、とのことでした。
Traの目の前で倒れる前に、何度も荷物を落としていた・・となると「急病」の可能性が・・?
急いで近くの人にすぐ目の前のADビルにいる、警備員さんに助けを呼んでもらい、手を借りよう!とお願いしたところ、警備員さんは自分の勤務しているビルの中で起こったことではないからなのか、目の前で人が倒れそうにしているのにもかかわらず、助ける手を出さず一言、「警察に行って下さい。」とのこと。
Tra「・・・・・。」
女性2人で歩けない老人をやっとのことで支えている状況を目の前で見て、体格のいい警備員の男性が行う言葉とはとても思えませんでした。
そんな状況でも、変わらずおじいさんの体には力が入っていないので、ADビルの向かいのビルに入っている交番から警官を呼んできてもらうよう、近くの女性にお願いしました。
暫く経って、警官が二人駆け寄ってきて、Traの代わりに警官の1人が支え、もう1人の警官はすぐに救急車を手配してくれました。ここから先は、警官の男性お2人がきちんと対応してくれていたので、おじいさんの事は全て警察の指示対応に任せました。
今回の事で驚いたのは、Tra達の状況を見て、サラリーマンの男性よりも女性の方が圧倒的に声をかけてくれて、おじいさんを助けよう!という気持ちで動いてくれたことです。
男性は声を掛けてくれた方もいらっしゃいましたが、殆どの人は遠巻きに見て足早に去っていってしまいました。そして目の前のビルから一歩も出ず、ただ立って見ている警備員の態度・・・。
見ず知らずの女性が数人で助けてくれた気持ちも嬉しかったのですが、今日この場で出会った男性人の態度にはちょっとがっかりでした。
最近、訳解らない事件が多いので 『なるべく巻き込まれたくない』 という気持ちの表れなのか、又は、たまたま仕事などで急いでいたからなのかもしれません。
状況は人それぞれなのですが、しかし、もしおじいさんとの立場が逆で、倒れているのがTra自身だったら・・・・・・
『・・誰にも助けられずに人ごみの中で1人苦しんでいるのは、とっても悲しいなぁ・・』
と思いました。
TraTraも誰にも助けてもらえなかった時のために、今日から毎日腕立て伏せをしてどんな状況にも自分で対処できるように体をきたえようかな?
ついでにウエストも細くなるように腹筋も・・?(苦笑)

PS・・・
おじいさん、ちゃんと病院で検査をしてもらって、早く元気になって下さいね。
おだいじに・・。
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